砂防調査
長年の経験と知識で工事や設備の目的に応じた調査や最適な手法をご提案いたします。
土砂災害は、シミュレーション技術の発展により再現性が高まりつつありますが、机上調査だけでは、被災要因等の究明を完全に把握することは困難です。私どもは、既存資料等より地形・地質特徴やこれまでの土砂災害実績を整理したうえで、現地調査により現地の被災痕跡等を確認することで、被災メカニズム等砂防設備計画、設計に必要な基礎資料をとりまとめ及び技術指導を実施しています。
砂防調査は、地形・地質・地下水・移動状況などに関する多種多様な調査データを元に災害の素因・誘因を特定し、効果的・効率的な対策の立案につなげていくために重要なプロセスです。
業務内容
地質・地形の特徴や災害実績を整理
既存資料等より地形・地質特徴を理解し、地形の成り立ちや過去にあった災害などを含めて調査対象となる地域の状況を整理します。
土砂の分布状況や地質状況を分析
対象となる地域の不安定な土砂の分布状況や量を把握することやそれらが豪雨の場合にどれだけ流出するかなど分析を行います。
現地調査で直接確認
机上調査だけでは、把握できない被災要因等の究明のための現地調査を行います。机上のデータや理論との妥当性や整合性を確認し、災害時の予測やシュミレーションを実施します。
机上調査と現地調査を組み合わせて分析・把握
机上調査と現地調査の両面を組み合わせて分析・把握を行います。これまでの土砂災害実績等も含めて、俯瞰的な視点で探り、見極めます。